薬膳&カフェ 雅

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薬膳カレーについて

薬膳&カフェ雅では、お客様にご提供するカレーの中に、様々な薬膳効果のある十八種類の薬草類を練り込んでお出ししております。それぞれの薬草の効能について、以下の通りご説明いたします。また、ご飯には健康効果にすぐれた三十穀米を使用しています。

薬膳カレー
 

◆三十穀米に含まれる雑穀類

雑穀米

・胚芽押麦
・もち白米
・丸麦
・うるち白米
・黒大豆
・もち玄米
・もち麦
・発芽玄米
・青肌玄米
・大豆
・虎豆
・はだか麦
・黒米
・青大豆
・小豆
・アマランサス
・白ごま
・とうもろこし
・ひえ
・緑米
・赤米
・キヌア
・金時豆
・鞍掛豆
・たかきび
・テフ
・手亡豆
・米粒麦
・もちきび
・チアシード

 

◆使用している薬膳素材

 

1.ドクダミ

ドクダミ科の多年草で『日本の三大薬草』と言われています。「毒を矯(た)める(正しく治す)」という意味から「ドクダミ」と呼ばれるようになったという説があります。煎じて飲むと利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒などの効果があると言われています。

ドクダミ
 

2.ハトムギ

イネ科ジュズダマ属の植物です。ハトムギという名前は、鳩が好んで実を食べたことから命名されたと言われています。ハトムギは胃腸の調子を整え、胃もたれや食欲不振を抑える効果が知られており、薬膳料理では代謝を高めて毒素を排出するものとして利用されています。

ハトムギ
 

3.カワラケツメイ

利尿、便通、消化不良に効果があるとされています。また、脂肪吸収を抑える働きがあるとされています。中国では夜盲症、片頭痛、浮腫などにも用いられています。弘法大師がお茶として飲めば強壮剤になると広めたという伝説があるため、弘法茶とも呼ばれています。

カワラケツメイ
 

4.プーアル茶

プーアル茶は胃の機能を高め、食の滞りを解消するといわれています。また、プーアル茶に含まれるタンニンには、血糖値の上昇を抑制し、インスリンの値を低下させる効果があることが分かっています。プーアル茶には、コレステロールのコントロールし、血液中のLDL(悪玉コレステロール)を減らし、HDL(善玉コレステロール)を上げる効果があると言われています。動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防効果も期待できます。

プーアル茶
 

5.甘草(カンゾウ)

マメ科カンゾウの根を乾燥したものでグリチルリチン、配糖体などを含有します。抗アレルギーや去痰作用があり、喘息や気管支炎などの呼吸器系の炎症を鎮めます。お茶にして飲むと、胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を保護してくれます。

甘草
 

6.熊笹

熊笹は古くから胃腸病、高血圧、ぜんそく、風邪の時にその煎じ薬を飲んでいたといわれています。また、胃潰瘍・胃炎などを改善する効果、貧血を予防・改善する効果、動脈硬化を予防する効果、血圧の上昇を抑制・安定させる効果、ニキビ・口臭を予防する効果もあるとされています。

熊笹
 

7.ビワ葉

仏教経典には「大薬王樹」という名で紹介されており、咳を鎮めたり、痰を除いたり、胃を丈夫にしたり、体の余分な水分を排泄する作用があり、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方薬にも配合され、鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮めるために用いられます。

ビワ葉
 

8.ヨモギ

キク科の多年草。漢方では、艾葉(がいよう)といい、止血薬として用いられます。民間では古来より切り傷などの出血に用いられてきました。葉を湯船に入れて体をあたためるなど、冷えにも良いとされています。抗菌作用・デトックス効果が高いことから、アトピー性皮膚炎や、ダイエットにも効果があると言われています。

ヨモギ
 

9.ハブ草

ハブ草茶は効用として、便秘の改善、穏やかな血圧降下作用、コレステロール低下、高血圧の予防、不眠症・喘息・整腸・肝臓病・腎臓病・眼精疲労などの改善が報告されており、身体によいお茶として珍重されています。ハブ草にはアントラキノン誘導体が含まれており、滋養強壮や利尿作用、胃弱改善、高血圧予防に働きます。肝臓の疲労を回復することで眼精疲労を解消する事からパソコン仕事で目が疲れやすい方にも好まれるお茶です。

ハブ草
 

10.クコ葉

クコ(枸杞)はナス科の落葉低木。中国では漢方として扱われ、クコ茶は不老長寿の「延命茶」として親しまれてきました。クコ茶は血圧降下・抗炎症・解熱作用に優れているといわれており、高血圧・糖尿病の予防、肝機能の改善、滋養強壮に使われてきました。

クコ葉
 

11.みかんの皮

みかんの皮を乾燥させた「陳皮」は漢方薬の材料として使用されています。みかんの皮には、リラックス効果や血流を良くする効果があるとされています。このほか陳皮には、美肌効果や肝機能の向上、胃腸を整える効果、むくみの予防・改善といった効果も期待できます。

みかんの皮
 

12.柿葉

柿葉に含まれる柿の葉タンニンには、突然変異抑制作用があることが知られています。また、柿の葉タンニンには強い抗酸化作用があり、老化や循環器系疾患(心筋梗塞や脳卒中など)の予防的に働くものと思われます。柿葉に豊富に含まれるビタミンCの健康効果も期待できます。

柿葉
 

13.シソ

シソ茶には、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を緩和させる効果があります。しその香りにはリラックス効果があり、疲労回復やストレス解消にも良いと言われています。他にもシソの香りは、胃液の分泌を促し食欲を増進させる効果があります。それ以外にも、冷え性の解消や喉の痛みなど様々な効果があります。

シソ
 

14.オオバコ

オオバコ茶は咳や痰、むくみなどに効く薬草茶として知られ、漢方の生薬としては、鎮咳、去痰、利尿、整腸、瀉下(便秘の改善)などの目的で用いられます。サイリウムなど、種皮に含まれる食物繊維には、脂肪を吸着して排出することでコレステロール値の増加を抑えたり、食物の消化を遅らせて、急激な血糖値の増加やインシュリンの分泌を抑制したりする働きがあるため、生活習慣病の予防改善効果が期待できます。

オオバコ
 

15.グァバ葉

古くから日本(沖縄地方)や中国では、糖尿病や下痢などに対し、民間薬としてグァバ葉の茶が使われてきました。グァバ葉の茶には、食後の高血糖を抑える効果があると言われています。グァバ葉の茶は、血糖値が高めの人はもちろん、糖尿病患者が飲用しても副作用などは認められない飲料であるとされています。

グァバ葉
 

16.アマチャヅル

慢性気管支炎や胃・十二指腸潰瘍の治療に用いられる他、関節リュウマチ、低血圧、動脈硬化、肝臓障害、糖尿病、前立腺肥大、花粉アレルギーなど多くの症状に効果があると言われています。また、若くて柔らかいつる先は、山菜料理として炒め物や天ぷらなどにもよく利用されます。

アマチャヅル
 

17.スギナ

腎臓炎、利尿、肋膜炎、去痰、膀胱炎、回虫駆除などに、スギナの煎じ液を服用します。また、皮膚疾患や漆かぶれには外用として用いられます。ドイツではスギナに全身の代謝促進作用のあることが知られています。特に結合組織強化剤としてリウマチ疾患、脚の浮腫、凍傷、骨折後の後遺症、痙攣性子宮周囲病などにはスギナエキスの座浴が良いとされています。

スギナ
 

18.紅花(こうか)

血液の流れを改善する活血化瘀作用があるため、瘀血(血行不良)による高血圧や狭心症、動脈硬化、脳梗塞などの心血管系の疾患をはじめ、月経痛や月経不順などの婦人病、打撲や外傷などにも用いられています。

紅花